あらすじ
引っ越し業者の男が語る、忘れられない「ある家」の記憶。
三十代の男性が借りた郊外の一軒家には、不思議な特徴があった。
窓や勝手口のすべてに、外側から施錠する「掛け金」が取り付けられていたのだ。
大家は「前の住人の防犯対策だ」と笑うが、変調はすぐに訪れた。
毎夜午前一点、庭を踏みしめる足音とともに、外側の鍵が「カチャリ」と締められていく。
やがて怪異は二階の窓へと至り、階段の暗闇から幼い声が響く。
なぜ外に鍵があるのか…誰が締めに来るのか…
実害も因縁もないまま、ただ「不気味な事実」だけが残る