あらすじ
残業三昧に疲れ果てた25歳の彼氏ナシ社畜・星沢織(ほしざわつむぎ)。
ある夜、いつものルーティン中に見つけた灯火。
好奇心に駆り立てたれた織がたどり着いたのは、世のざわめきからひっそりと隠れた「かたらひ処 Cafe de AYA SI」。
店を切り盛りするのは、かつて国譲りを成し遂げた荒ぶる武神・建御雷神(タケミカヅチノカミ)、通称:建(たけ)と、その力を宿す霊剣の化身・韴霊剣(フツノミタマノツルギ)、通称:韴(ふつ)。
人間の世界からは見えない隠れ家で、夜な夜な神々と妖たちがそれぞれの悩みを持ち寄り、静かに語らっていた。
人の耳には届かない神々の言葉や、妖たちの切実なざわめきを聞き分ける織の特殊な聴覚は、やがて人ならざる者たちの噂となり、神々や妖たちが織りなす非日常な日常に巻き込まれていく――。