あらすじ
人気絶頂のスター・桐谷朔が、一般女性との結婚を発表した。
誰も知らないはずのその女性を、水城湊は知っていた。
彼女の名は、朝倉美月。
六年前、突然彼の前から姿を消した女だった。
なぜ美月が桐谷朔と結婚したのか。
答えを探し始めた湊のもとに、知らない番号から一枚の画像が届く。
そこに写っていたのは、三か月前の深夜、ホテルを歩く美月。
そして、その隣にいる――湊自身だった。
だが、その日、湊は東京にすらいなかった。
六年前に破られた一枚の写真。
裏側に残された「朔には見せるな」という言葉。
そして、午前二時十三分のホテルで起きたこと。
三人の過去がつながったとき、「結婚」の意味がすべて反転する。