あらすじ
時は戦国。奥州に生まれた若き伊達政宗は、幼い頃に天然痘で右目の視力を失った。しかし、その見えないはずの右目には、人には見えぬ妖気、呪い、霊脈、そして戦場を徘徊する怪異の姿が映っていた。
家督を継いだ政宗の前に現れるのは、影から影へ渡る忍者、式神を操る陰陽師、法力で鬼を殴り倒す破戒僧、持ち主の魂すら喰らう妖刀――そして、日本そのものを覆う巨大な呪術戦争。
戦国大名たちが兵と領地を奪い合う裏側で、もう一つの天下争奪戦が始まっていた。
政宗自身にも、伊達家に代々封じられてきた謎の妖刀「黒龍丸」と、失われた右目に宿る異能「龍眼」がある。
だが、力があるだけでは天下は取れない。
父との別れ、母との確執、家臣との衝突、圧倒的な豊臣秀吉の存在。政宗は何度も敗れ、失い、それでも野心を捨てない。
「俺は奥州の田舎大名で終わる気はねえ。人間だろうが鬼だろうが、俺の天下を邪魔するならまとめて相手をしてやる」
忍術、陰陽術、法力、妖刀、式神、妖怪が乱れ飛ぶ魔戦国。
片倉小十郎、伊達成実、愛姫ら仲間たちと共に、若き独眼竜が人と怪異の天下を駆け上がる。
史実と幻想が激突する、ド派手な戦国異能ファンタジー開幕!