あらすじ
中学一年生の天咲ひまりは、数週間前から怪物と戦う魔法少女。
ある日、親友の澄川せいらまで魔法少女になり、二人の魔法がつながった瞬間――黒い姿になった未来のせいらが見えた。
その周囲には怪物たち。
どれだけ手を伸ばしても、親友は遠ざかっていく。
けれど、見えたのは断片だけ。
なぜせいらがそんな姿になったのか。そこへ至るまでに何があったのか。ひまりには分からない。
それでも、せいらをあんな未来にはさせたくない。
せいらを戦わせなければ、あの未来を避けられるかもしれない。
だったら、自分がもっと強くなればいい。
ところが、せいらもまた、ひまりが一人で怪物と戦っていたことを知り、もう一人では戦わせないと決めていた。
せいらを戦わせたくないひまり。
ひまりを一人で戦わせたくないせいら。
お互いを守りたいだけなのに、二人が選んだ答えは正反対。
未来の断片を抱えたひまりと、何も知らないせいら。
二人の「守りたい」が噛み合わない、親友同士の魔法少女生活が始まる。