あらすじ

弱いことを隠さなくていい。苦しいときには、苦しいと言っていい。 そんな価値観が広く受け入れられるようになった社会で、律は学生時代の友人・健と久しぶりに再会する。 かつて陸上で全国大会に出場した健は、怪我によって競技を断念していた。 仕事もしている。普通に暮らしている。笑ってもいる。 けれど、健が苦しさを口にするたび、周囲は言う。 「でも、元アスリートじゃん」 「成功した経験がある人は、いいですよね」 弱者を守ろうとした社会で、人々はいつしか「誰がより弱いのか」を比べるようになっていた。 強いこと。弱いこと。 そして、そのどちらかとして人を見ることについての短編。

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カクヨム
カクヨム2026/09/02
  • 現在の作品強者と弱者