あらすじ
平日の昼休み、人類が消えた。
高校に残されたのは、国語教師・筧直人、養護教諭・飯島美咲、生徒・増田陽菜の三人だけ。
無人の街には、やがて人を襲う怪異が現れ始める。
筧に戦う力はない。だが、彼には読める。
祖父から受け継いだ、千年前の古文書――『黒の預言の書』を。
「鬼牛は、音を追ひ、影を追ふ」
古代人が鈴と旗と馬で逃れたなら、
現代人は防犯ブザーと玩具の車で逃げればいい。
古文を読み解き、
千年前の知恵を現代の道具へ置き換え、
怪異を倒さず、生き延びる。
これは、国語教師の「読む力」が人類の武器になる、現代怪異サバイバル。