あらすじ
嘘を聞くと体全身に拒絶反応が起こる少年、川島凉樹と過去の鎖に繋がれている少女、宮沢浩奈。
彼等は義理の兄妹として、不満がありつつも何とか楽しく暮らせていた。彼女達に数々の危機が襲い来る時までは。
第一章「カーネーションが散るまでに」
二人の母親が何故か夜な夜な出掛けて、大量のお金を使っていることを知る凉樹。まさか、これは浮気か。家庭崩壊の危機に立ち向かう彼は絶望の味を知りつつも、真実を知ろうと奮闘する。
王道青春ミステリー。
第二章「ボタンの華は騙せない」
ある日、書店に行った浩奈が万引きを疑われて帰ってきた。凉樹が調査を進めると、彼女のことを指し示す証拠しかないことを教えられる。しかし、絶望している浩奈は「自分はやっていない」と主張する。彼女のことを信じた凉樹とその友人達は全力で事件の謎に挑もうとするのだが。
身近なものを活用した、誰も気付けない完全犯罪のトリックに彼等は打ち勝つことができるのか。
第三章「合言葉は『ヒガンバナ』」
この世で最も彼岸花が似合うミステリー。
とある事情で、凉樹は浩奈の過去を探ろうと行動に出る。だけれども調査はなかなか成功せず、失敗だらけの日々が続いていた。そんなある日、たまたま通りすがった路地の裏で血塗れの女性が倒れていて……。
事件を機に浩奈と凉樹の心は離れていく。三年前、浩奈の母親が殺害された事件とリンクして、更なる混乱を巻き起こす。
各々の魂が叫ぶ、ヒューマンドラマ×ミステリー。