あらすじ
三姉妹の末っ子・保坂夢は、成績優秀な京大生。
そんな彼女が三回生で配属された研究室には、研究第一、合理主義、そして少々言葉の足りない博士課程の先輩・沢木郁人がいた。
第一印象は最悪。
女が研究室に来ることすら歓迎していないような彼に傷つきながらも、ゆめは研究室の一員として認められようと努力する。
けれど、実験では不思議なほど息が合う。
一緒に食事をして、出掛けて、いつの間にか生活まで混ざっていく。
それなのに、二人の関係には名前がない。
ゆめの昔からの夢は、
「優しい年上男性に、夢の国で告白されること」。
けれど隣にいるのは、甘い言葉より合理性、ロマンチックな演出より効率を選ぶ研究者。
恋愛より研究。
王子様より、ピペット片手の先輩。
そんな二人が、恋を知り、そして“二人で生きる”ことを考えていく物語。