あらすじ

南国の王女リヴィアと北境公ダリウスは、三年後に互いを自由にする愛なき政略結婚を結んだ。初夜、彼が差し出した白い婚姻契約へ署名したリヴィアは、寝室ではなく、憎しみで閉ざされた国境を先に開こうと提案する。二本の鍵でしか動かない門、雪崩で失われた街道、両国を隔てる峡谷。二人は同じ机で橋を設計し、危機のたび相手を人質や世継ぎにしようとする政治から守りながら、行動で信頼を積み重ねていく。やがて和平妨害の雪崩を越え、国境開門の日は婚姻契約の満了日と重なった。義務を果たして自由になった二人が、今度こそ自分の意志で選ぶのは別離か、それとも三年間開けなかった最後の扉か。

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小説を読もう2026/09/02
  • 現在の作品白い結婚三年目、寝室より先に国境が開きました