あらすじ
「婚約者?はて、私にそんな人居たかなあ」
レオンハルト王太子殿下は、二人でいるときと公の場に出たときの態度が一変する。
婚約者ソフィア・ヴァレンシュタイン公爵令嬢はそんな彼のことを疑問に思っていた。
まるで他人のように扱われるソフィア。それでも彼女は、それが王太子としての立場ゆえの照れ隠しなのだと信じ、彼の本当の姿は自分だけが知っているのだと思っていた。
そしてレオンハルトから告げられる婚約破棄。
次々と明らかになる、レオンハルト自身の隠された行動。
今まで信じていた恋人の言葉が嘘だったと気づいたとき、ソフィアはようやく決断する。
私は、あなたを愛した覚えなどございませんが?
これは、愛していると思っていた王太子に捨てられた令嬢が、本当に大切にしてくれる人に気づき、過去の恋を手放すまでの物語。