あらすじ

マレーシア・ペナン島を舞台にした20代30代女性向け国際恋愛の短編小説。 前後編で完結する読み切り作品です。 十一月、マレーシア北西部のペナン島。三十歳の日本人女性ミサは、仕事を辞めるか残るかを決められないまま、三週間の休暇でジョージタウンに滞在している。 ある夕方、突然の熱帯雨に遭い、旧市街のショップハウスの軒下へ逃げ込む。ところが、軒下の通路は店先の商品や椅子で途切れ、雨を避けて先へ進めない。 そこで「こっちなら濡れない」と声をかけてきたのが、近所で小さな額装店を営む三十二歳のダニエルだった。 翌日も、その翌日も、夕方になると雨が降る。 偶然だった雨宿りは、いつしか二人で夕食を買い、濡れない道を探し、日が落ちるまで一緒に歩く時間になる。 しかしミサの帰国日は最初から決まっている。 そしてダニエルにも、ジョージタウンを離れるかもしれない予定があった。 雨が降れば一緒にいられる。 だからこそ、晴れた日が近づくほど、二人は困るようになる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/02
  • 現在の作品雨が止むまで、五フィートだけ遠回り┃マレーシア・ペナン島の国際恋愛短編小説