あらすじ

冬の一季だけ、老職人ヘールトルイの工房に住み込む紙漉き娘の私、ヴァイヴァ。最後の御用注文に失敗すれば、工房印も春からの寝床も失うことになった。ところが注文書には「受領をもって検収完了とする」の一文が。上等紙百枚を漉き上げた私は、後から不合格にする気満々の検収責任者を相手に、無口な書記官ミンダウガスへ封を差し出す。彼が職を賭して受領印を押せば、紙も工房も救えるはず。曖昧な言葉は一つずつ実行できる形へ直す私と、肝心なことほど省略する書記官が、注文書どおりに仕事と暮らしを選び直すお話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/02
  • 現在の作品受け取った時点で合格ですよね? 追い出されかけた紙漉き娘は注文書どおりに百枚納めました