あらすじ
【BL要素あり】記憶を失った少年の恋人を名乗り、「呪いのキス」で何度も彼との関係をリセマラする少女。その恋は、本当に彼女のものだったのか。
中学1年生の君野吉郎《きみのよしろう》は、事故の後遺症で、中学生になるまでの記憶をすべて失っていた。
そんな彼の前に現れたのは、眼鏡に三つ編みの同級生・桜谷瑠璃子《さくらたにるりこ》。
「私たち、恋人だったの」
何も覚えていない君野を献身的に支える桜谷。
しかし、彼女には秘密があった。
君野とキスをすると――君野の中から、桜谷に関する記憶が消える。
桜谷はその「呪いのキス」を利用し、何度忘れられても恋人を名乗り、君野との関係を何度もやり直していた。
すべては、自分の記憶に残る「薔薇色の王子様」を取り戻すため。
優しくて。
自分だけを愛してくれて。
幼い頃の自分を救ってくれた、理想の君野を。
一方、クラスメイトの堀田友樹《ほったともき》は、亡くした弟とどこか似ている現在の君野を放っておけず、彼を「弟」として可愛がり始める。
だが、いつしかその感情にも変化が生まれていく。
これは、本当に兄弟愛なのか。
それとも――恋なのか。
「過去の君野」を愛する桜谷。
「現在の君野」に惹かれていく堀田。
そして、自分が何者だったのかすら知らない君野。
3人の関係が歪み始めた時、やがて1つの疑問が浮かび上がる。
――桜谷が愛し続けてきた「薔薇色の君野」は、本当に存在したのか?
恋人。
兄弟。
記憶。
呪い。
そして、何度忘れても繰り返される恋。
失われた記憶の先で彼らが見つけるのは、運命か。
それとも、誰かによって作られた「薔薇色の記憶」なのか。
【成分表】
恋愛 30%
心理ドラマ 25%
ミステリー・サスペンス 20%
ブロマンス 10%
青春・学園 10%
現代ファンタジー 5%