あらすじ
赤城一狼、23歳。
特にやりたいこともなく、ただ暇な毎日を過ごしていた彼は、ある日ふと思いつく。
「……異世界転生って、実際にできたら面白そうじゃね?」
スマートフォンで「異世界転生」と検索した直後、画面に現れたのは【異世界転生システム】。
「転生しますか?」
その問いに、一狼は深く考えることなく「はい」と答え続けた。
そして次の瞬間――彼は異世界へと転生する。
選んだ種族は「獣人」。
さらにその中から選んだのは「狼」。
しかし、目を覚ました一狼の姿は、人間の姿をした獣人ではなかった。
完全な――狼。
言葉を話すこともできず、右も左も分からない異世界で、一狼は早々に危機へと巻き込まれる。
そんな彼を救ったのは、森で暮らす少女・エンジェだった。
拾われ、食事をもらい、名前まで付けてもらった一狼。
「……ワン」
暇つぶしから始まった異世界転生は、やがて一狼自身も知らない大きな運命へと繋がっていく。
これは、どこにでもいる暇人だった男が、異世界で「一匹の狼」として歩み始める物語。