あらすじ
世界には、人も、魔族も、エルフも、ドワーフもいる。
そして、そのすべてを等しく喰らう怪物――《喰界種》が存在していた。
地方都市リーヴェルで暮らす十四歳の少年、アレン・クロフォード。
彼には、世界にその名を知られる《黒天》レオン・クロフォードという兄がいる。
だがアレンが望んでいるのは、偉大な兄の後を追うことでも、その名に守られて生きることでもない。
《黒天》の弟ではなく、アレン・クロフォードとして、自分の道を歩くこと。
十四歳を迎え、自らに宿る魔法を知ったアレン。
その力は、皮肉にも兄と同じ力だった。
やがて故郷を離れ、さまざまな種族の若者が集う《ヴァルディス連合学院》へと向かったアレンは、仲間との出会い、訓練、そして本物の戦いを経験していく。
人を喰らい、その姿も、力さえも歪んで取り込む《喰界種》。
なぜ奴らは世界を侵すのか。
その先に何が待っているのか。
まだ、アレンは知らない。
これは、一人の少年が仲間と出会い、戦い、恋をし、自分だけの力を手にしていく――