あらすじ

社会人四年目の春。 美緒は三年間暮らしたアパートを引っ越すことになった。 隣の部屋に住む男性とは、毎朝ほぼ同じ時間に家を出る。 交わす言葉はいつも「おはようございます」と「お疲れさま」だけ。 名前も知らない。 仕事も知らない。 恋人がいるのかも知らない。 引っ越し当日の朝、最後の段ボールを運び出していた美緒に、その隣人が初めて長い言葉を口にした。 「もし時間があったら、最後に一度だけ、一緒に朝ごはん食べませんか」 退去まで、あと二時間。 三年間ほとんど他人だった二人の、最初で最後になるかもしれない朝食が始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/02
  • 現在の作品三年間「お疲れさま」しか話したことのない隣人に、引っ越し当日の朝「最後に一度だけ、一緒に朝ごはん食べませんか」と誘われた