あらすじ

半年前、奥多摩の山荘で発生した猟奇殺人事件。警察は「ハンマーを持った強盗犯」の行方を追っていたが、ルポライターの俺だけは独自の見当をつけていた。 「この山には、人を殺して楽しんでるような奴がいる」 地元のタクシー運転手が怯える夜の山道で、車は突如立ち往生する。不気味な静寂の中、車の屋根に舞い降りたのは、体長1メートルを超える漆黒のクチバシを持った怪物だった。 暗闇の中、車内に潜む俺たちをじっと観察し、楽しむように車を壊していく鳥。 「車の中にいれば絶対安全だ」 そう自分に言い聞かせ、恐怖に耐え続ける籠城の夜が始まる。しかし、俺たちはまだ知らなかった。その鳥が人間の知能と悪意を合わせ持つ悪魔だということを。

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カクヨム
カクヨム2026/09/01
  • 現在の作品その鳥は、死者の声で誘い出す