あらすじ

「華がない。帳簿や駅路ばかり見ている女に、公爵家は支えられない」 建国祭の夜、リディアは七年間の婚約者オスカーから一方的に婚約破棄を告げられる。ところが直後、かつて彼女の仕事に救われた商会長、辺境伯、隣国の王子、そして魔王が相次いで求婚した。 けれど、リディアは誰も選ばない。 「私は、誰かの業績に対する賞品ではありません」 折しも、北峠が大雪で閉ざされるまで残り三十日。食料、鉄、薬草、通行・検疫を結ぶ四境交易協定が行き詰まり、冬の暮らしが危機に瀕していた。四人の推薦とは切り離された公的な実績審査を経て、リディアは特別調整官として、絡まった契約と物流を一つずつ解いていく。 彼女の報告書も、功績も、震える指も見ていた人々の中で、七年間そばにいた元婚約者だけが何も見ていなかった。 そして、皆が彼女を手に入れようとする中、一人だけ「待つ」と言った不器用な辺境伯がいた。 契約と記録で積み上げる納得型ざまぁと、働くことでしか自分の価値を信じられなかった令嬢が、仕事も休息も恋も自分で選び直すまでの物語。ハッピーエンドです。

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小説を読もう2026/09/02
  • 現在の作品婚約破棄された実務令嬢ですが、私の価値を知らなかったのは元婚約者だけでした~四人に求婚されても、私は賞品ではありません~