あらすじ
目を覚ましたら、そこは――江戸だった。
25歳の玲が突然タイムトリップした先は、現代から二百年以上も昔の世界。
しかも、なぜか自分は8歳の少女になっていた。
スマホもない。
コンビニもない。
もちろん、帰る方法なんて分からない。
そんな玲を助けてくれたのは、同じ年頃の少年・新吉だった。
そこから始まった、玲の江戸暮らし。
食べて、働いて、笑って。
新吉、お光、平助、そして町の人々と出会い、支えられながら、玲は少しずつ江戸での居場所を見つけていく。
嬉しい出会いがあれば、別れもある。
誰かを大切に思えばこそ、失う痛みも知る。
そして、そんな日々の中で玲が出会う、一人の青年。
時代が違っても、人を大切に思う気持ちは変わらない。
いつか、この日々が遠い過去になったとしても。
あの町で出会った人たちと過ごした時間は、決して消えない。
――遠い時代の君へ。
これは、時を越えて江戸へ迷い込んだ一人の少女と、
そこで出会った人々の物語。