あらすじ
常夏の島国ラニ=アイナ王国の王女マカナは、恋物語が大好きな十六歳。幼い頃から精霊神殿に通い「運命の王子様と幸せな結婚ができますように!」と祈りを捧げてきた。
しかし、王女であるマカナに恋愛結婚は許されず、五十代の侯爵との結婚が決められてしまう。失意のマカナは「あんなにお祈りしたのに!」と精霊神殿へ文句を言いに行く。すると突然、時の精霊ラケシスが現れて口ごたえをしてきた。
「仕方ないでしょ、あなたの“運命の王子様”が現れるのは二百年後なの」
ラケシスは、マカナの体に祝福を施す。これによりマカナの肉体は老いることも死ぬこともなくなり、二百年後まで十六歳のままでいられるのだという。半信半疑のマカナだったが、ある事件をきっかけに祝福の力を思い知ることになり……。
これは、王女でありながら恋愛結婚に執念を燃やすお姫様が、二百年かけて運命の王子様を見つけ出し、誰かとともに老いる幸せを取り戻すまでの物語。