あらすじ

「ソフィーリア、お前との婚約を破棄する。『毒見姫』を妃になどできるものか」
口にしたものの毒も薬も、作り手の心すら味で分かる異能の伯爵令嬢ソフィーリア。その力ゆえに王太子の婚約者でありながら「毒見姫」と蔑まれ、ついに婚約破棄のうえ、北の辺境伯家の毒見役として下げ渡された。
新たな主は、毒殺で父兄を失い、以来すべてが砂の味になったという「悪食公」ライナルト・ヴィンター。
だが、彼女が差し出した一皿のスープに、寡黙な辺境伯は呟く。
「……味が、する」
凍える辺境で、彼女の舌は毒を暴き、病を防ぎ、冷えた食卓と人の心を温めていく。一方その頃、彼女を捨てた王宮は「甘い毒」に静かに蝕まれ始めていて——?
これは「毒見姫」と呼ばれた少女が、自分の舌が呪いではなく祝福だと知るまでの物語。

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アルファポリス
アルファポリス2026/09/01
  • 現在の作品『毒見姫』と蔑まれた令嬢は、辺境伯の食卓で本当の価値を知る