あらすじ
西条京子、24歳。
美人で、頭もいい。そして、かなりのお金持ち。
何でも持っているように見える彼女には、一つだけ大きな問題がある。
生活能力が、壊滅的にない。
右と左を間違える。すぐ迷子になる。電気代は、お金がないのではなく支払いを忘れて止められる。
そんな京子を昔から世話しているのは、幼馴染の孝之。
そこへ住み込み家政婦の明美も加わって、少しずつまともな生活が始まる――はずだった。
京子を溺愛する祖父・喜一は、孫のためならお金も手間も惜しまない。
祖母・美弥もかなりの常識人――ただし、金銭感覚を除いて。
個性の強い人たちに囲まれて、京子は今日もなんとか暮らしている。
そして、その何気ない日常には、ときどき妙な出来事が紛れ込む。
事件には強い。
日常には、めっぽう弱い。
西条京子と、彼女に振り回される人たちの日常ミステリー。