あらすじ

俺、黒田陸。三十二歳、無職。 元陸上自衛隊野戦特科二等陸曹。 特技は弾着予測。 弱点は、それ以外だいたい全部。 女神から与えられた特性【即応】は、戦えば戦うほど異常な速度でレベルが上がる破格のチート能力。 ただし――サボると、そっこーで元に戻る。 そして俺は、死ぬほど努力が嫌いだった。 働きたくない。 動きたくない。 酒を飲んで煙草を吸って、できれば一生ゴロゴロしていたい。 そんな俺を、取り立て女神ゼニスが借金返済のため今日も異世界へ強制出勤させる。 蘇生費、装備代、神術利用料、【即日レベルアップシステム】の利用料。 魔物を倒して金貨を稼いでも、請求書と装備購入で全部消える。 しかも気づけば周囲には、飯に釣られた規格外の古竜、口の悪い天才魔術師、死んでいるのにやたら元気な不死魔導師、転生勇者まで集まってきた。 現実世界では、退職後も俺を心配して連絡してくる後輩自衛官・望月ひなたから逃げ続ける日々。 そして魔法だけではどうにもならない相手が現れれば――。 89式5.56mm小銃。 20式5.56mm小銃。 155mmりゅう弾砲FH-70。 忘れたかった元特科隊員としての経験まで、容赦なく引っ張り出される。 俺は勇者じゃない。 世界を救いたいわけでもない。 責任なんて、できれば一生背負いたくない。 それでも目の前で誰かが死にそうになると、どうにも寝覚めが悪い。 普段はクズ。 魔法は下手。 借金は億単位。 ――だが、弾着だけは外さない。 働きたくない元自衛官と、取り立て女神と、妙に濃い異世界人たちが繰り広げる、 現代兵器×異世界×借金コメディ。 「終わったな? じゃあ俺、酒飲んで屁ぇこいて寝るわ」 「まだ請求書が残ってますよぉぉぉぉぉ!!」

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カクヨム
カクヨム2026/09/01
  • 現在の作品自衛隊元野戦特科隊員は働きたくない ~弾着だけは外さないが、それ以外はやる気が出ません~