あらすじ
八大地獄とは異なる、もうひとつの地獄。
炎ではなく、凍てつく寒さによって罪を清算する場所――八寒地獄。
頞浮陀地獄(あぶだじごく)
尼剌部陀地獄(にらぶだじごく)
頞哳吒地獄(あたたじごく)
臛臛婆地獄(かかばじごく)
虎虎婆地獄(ここばじごく)
嗢鉢羅地獄(うばらじごく)
鉢特摩地獄(はどまじごく)
大紅蓮地獄(だいぐれんじごく)
深く堕ちるほど寒さは増し、亡者は凍り、裂け、それでも死ぬことを許されません。
なぜ、その者はそこへ堕ちたのか。
生前に何をして、誰に何を残したのか。
地獄を渡って唄う女――焦眼御前。
これは彼女の唄に残された亡者たちの、生前と死後を描く物語です。