あらすじ

十七歳の水城ミナには、存在しないものが見える。 天井から降る雨。 夜になる骨。 母のいない食卓。 病院では、彼女の脳が見ている幻覚を画像として取り出すことができた。 治療のために記録されていたその画像を、ある医師が「作品」として見出す。 やがてミナの幻覚は芸術として評価され、世界中から注目を集めていく。 しかし、自分の意思で描いた絵は誰にも評価されなかった。 そんな中、幻覚を消すことのできる新しい治療法が現れる。 病を治せば、作品も消える。 才能とは何なのか。 そして、誰のために絵を描くのか。 幻覚を芸術にされた少女が、自分の手で線を引くまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/01
  • 現在の作品天井の雨