あらすじ
桜井悠太は、ごく普通の16歳の高校生。
特別な才能があるわけでもなく、目立ちたいわけでもない。
友達と話すのも好きだけど、一人で窓の外を眺めながら過ごす時間も嫌いじゃない。
そんな悠太の日常は、ある日の席替えをきっかけに少しずつ変わり始める。
悠太の隣の席になったのは、橘茜。
綺麗で、成績も優秀。
自信に満ちた彼女は、学校中の男子から「一番の美少女」と言われるほどの人気者だった。
けれど、男子からの告白を何度も断ってきた彼女には、いつしか「氷の茜」というあだ名までついていた。
そんな彼女に、悠太は特別な興味を持っていなかった。
ただの隣の席。
それだけのはずだった。
何気ない会話。
小さな親切。
放課後の出来事。
そんな些細な日常の積み重ねが、少しずつ二人の距離を変えていく。
これは、ただの隣の席だった二人が、
いつしかお互いにとって大切な存在になっていく物語。