あらすじ

戦国常陸の小大名、小田氏治。 城を奪われる。 取り戻す。 また奪われる。 そして、また戻る。 後世、「何度負けても小田城へ戻ってきた武将」として語られる男である。 そんな若殿に仕える菅谷政貞は、兵と米と馬を数えることばかり考えていた。 戦に負ければ兵が減る。 城を失えば家臣が去る。 それなら、いつかすべてなくなるはずだった。 ところが、勘定が合わない。 逃げた足軽が戻ってくる。 去った家臣がまた現れる。 城を失っても、氏治のもとにはなぜか人が帰ってくる。 氏治は名将ではない。 戦には負ける。 無茶もする。 家臣の苦労にも気づかない。 それでも、また殿がお戻りになる。 これは、何度も城を失った小田氏治と、 そのたび人数を数え直すことになった家臣たちの物語。

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小説を読もう2026/09/01
  • 現在の作品またも殿がお戻りにございます