あらすじ
浄化士セレスは、聖女パーティから濡れ衣を着せられ追放された。石を投げられ、王都を追われる道すがら現れたのは、魔王ザガンその人だった。
「思い出したか?お前は魔王軍が送り込んだ、たった一人の監視者だ」
封じられていた記憶とともに蘇る、本当の名前――シェアラ。彼女は人間のふりをして三年間、勇者パーティを監視し続けていた”敵”だった。
そして気づく。自分を陥れた聖女フィーネの”聖女”の称号は、偽りだったということに。
静かに消えるか、牙を剥くか。選択の時、王都に不穏な鐘の音が鳴り響く――。
これは、追放された”悪役”が、本当の自分を取り戻す逆転の物語。