あらすじ
大学に入学してから一年。
大学生活にも慣れてきたある日、キャンパスで懐かしい顔を見つけた。
「湊先輩……ですよね?」
声をかけてきたのは、高校時代の一つ下の後輩、白石柚葉だった。
「柚葉!? なんでここに?」
「もちろん、この大学に入学したからですよ」
偶然の再会だと思っていた。
けれど、どうやらそれは偶然ではなかったらしい。
「だって……先輩がこの大学に行くって聞いたので」
高校時代から俺のことを慕ってくれていた柚葉は、なんと俺を追いかけて同じ大学へ進学してきたという。
それからというもの、
「湊先輩、今日一緒にお昼食べません?」
「湊先輩、今日は何時まで大学にいます?」
「湊先輩、もう少しだけ一緒にいてもいいですか?」
何かと俺のそばにいるようになった柚葉。
昔から可愛い後輩だと思っていた。
けれど、大学生になった柚葉は、高校時代より少しだけ積極的で――。
「先輩の隣、私が座ってもいいですよね?」
どうやら俺のことを追いかけてきただけじゃなく、かなり重たいくらいに慕ってくれているらしい。
高校時代の先輩と後輩から、少しずつ変わっていく二人の関係。
これは、俺を追いかけて大学までやってきた後輩・柚葉と過ごす、ちょっと甘くて、少しだけ重たい大学ラブコメ。