あらすじ
気付いたら異世界の農民の息子に転生していた木下奏多、もといアレン。職業は農民。スキルなし。ステータスは平凡。魔力も普通。そんなどこにでもいる普通の農民だった。田舎、しかも中世ヨーロッパレベルの暮らしは不便はあれど、麦畑が広がり、四季を感じられるのんびりした生活にこんな生活も悪くない、などと思っていたところ、偶然が重なり王立学園への推薦をされてしまう。
「まあ異世界の学校に行ってみるのも悪くないか。まだ見ぬ異世界のアイテムとかあるかもしれないし」
そんな軽い気持ちで生まれ育った村を離れたアレンは、王立学園への道すがら、馬車の中で信じられない光景を目にする。
「うおっ! 誰だお前!」
つい先程まで仲睦まじく喋っていた幼馴染であろう男女のうち、男の方が突然そう叫んだのだ。そして、彼の話を聞いていくうちに、アレンは一つの確信を持った。
あ、こいつがこの世界の主人公なんだ、と。
どうやらこの世界はゲームかライトノベルだかの世界のようだ。まあ面倒なストーリーの攻略はこの主人公に任せて俺はファームでも……え? ほかに三人も主人公みたいなやつがいるんだけど?