あらすじ

真田輝と天鬼空は、幼い頃から共に過ごしてきた幼馴染み。 互いに強く想い合いながらも、その気持ちを言葉にはできずにいた。 そんな二人の日常は、親しい友人・山仲亮の突然の死によって壊れる。 亮の死を追う中で、輝は初めて知る。 空の本当の家名――「天鬼」。 彼女は、人知れず霊や鬼と戦い続けてきた「滅霊士」の一族だった。 そして輝自身にも、死者の魂をその手で掴み、記憶や痛みに触れる力が眠っていた。 霊を斬る剣を持つ空。 魂を掴む手を持つ輝。 二人は、悪霊や鬼、そして天鬼家に受け継がれてきた因縁へと巻き込まれていく。 やがて明らかになるのは、天鬼家に残された一つの呪い。 誰かへの想いを口にした時、その者から感情を奪う呪いだった。 空を失いたくない輝。 受け継いだ運命を、自らの手で変えようとする空。 そして死んだはずの亮の魂もまた、二人の物語から消えてはいなかった。 魂を滅するのか。 それとも、帰すのか。 想うことさえ呪われた世界で、それでも誰かを想う者たちの青春伝奇譚。

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カクヨム
カクヨム2026/09/01
  • 現在の作品滅霊の空を想う