あらすじ
【カクヨムシェアワールド「神格鑑定局」参加作品】
国家機関ですら持て余す、最悪の特異存在――時久飛鳥(実年齢・約140歳/自称・18歳の高校生)。
触れたものの理をすべて消し去る異能「暴虐の相殺」を持ち、組織の管理下から逃れ気ままに生きる彼は、ピラミッドの頂点で誰も手が付けられない危険な爆弾だった。
そんな規格外の半神の査定と監視を命じられたのは、瀬織津姫の神魂を宿す、規律正しい19歳の若手神格鑑定士・月城妃。
任務のため、黒の軍服に身を包み、彼女はマイペースな男の前に冷ややかに立ちはだかる。
「あなた、百四十年も生きていらっしゃるのに住所不定の宿なしですか」
「いやぁ、この時代じゃこの服装が意外と良かったりするんだよね~」
噛み合わないどころか、微動だにしない職人気質な彼女の姿に、飛鳥はなぜか猛烈に興味を惹かれていき――。
「ねえ妃ちゃん。君が僕の彼女になってくれるなら、国家機関の配下に逆戻りしてもいいよ?」
「却下です。おとなしくその制服のまま反省文書いてください」
荒れ狂う神を鎮める調律の鑑定士と、百四十年の年季を持つ最強の不良神人が繰り広げる、前代未問の例外処理(お仕事)ラブコメディ!