あらすじ
魔女は恋を知ると罰として寿命が縮む。だから絶対に恋なんてしないと決めていたのに――。
ある雨の日、魔女ヴィオラの家の前で、ずぶ濡れの男が死にかけていた。
その男は、「お前との婚約を破棄する!」と言い放って自分の地位を一瞬で地の底に落としたうえ、家から勘当された侯爵家次男——レオナルド・フォーサイスである。
「あらあら可哀想なこと、家に上がる?」
気まぐれでそう言った人間嫌いのヴィオラだったのだが……
「なんで、この家はこんなに……散らかってるんだ!」
「まっず! なんだ、このスープは!? 白湯か!?」
レオナルドは掃除も料理も完璧で、生活能力皆無だったヴィオラの暮らしは、みるみる快適になっていく。どうやらレオナルドの婚約破棄には事情があるようで、彼は王都に帰るために勉強をはじめた。
(王都になんか、帰らなくていいのに……)
きっと、レオナルドが思い描く未来には自分はいない。それなのに、どんどん彼に惹かれていって――。
孤独で人間を信じられない魔女と生意気でわがまま(???)な侯爵令息がすれ違いながら距離を縮めていく切ない恋愛のお話。
☆全8話完結の短め中編ストーリーです
☆ハッピーエンド確約です!