あらすじ
「何かあったら、いつでも相談しなさい」
職員室の壁に貼られた『いじめゼロ』のポスターと、大人の綺麗な言葉。
けれど、いじめに怯える僕がSOSを出したとき、大人たちが選んだのは「大人の事情」という名の無視だった。
学校という冷たい閉鎖空間で、大人の欺瞞に絶望する少年を描いた短編小説。
そして物語の結末のあと、暴かれる現実に抗うように添えられた【作者の答え】。
「みんな同じ人間だから、私は救いたい」
――声優を目指す作者が、言葉に、声に、本気の命を懸けて孤独な誰かへ手を差し伸べる、決意と救済のメッセージ。