あらすじ
魔王などいない。この世界にあるのは、日々の巡回と書類仕事と、
たまの魔物討伐だけ――そう信じて育った騎士学院の四人、レイン、フィーナ、ノエル、ユート。
卒業から二年、平和なままだった彼らの日常は、辺境からの一通の報せをきっかけに崩れ始める。
調査の果てに彼らが出会ったのは、自らを「この世界の統治者」と名乗る存在だった。
抵抗は無意味。排除は一方的。積み上げられていく死者の数の前で、四人にできることはほとんどなかった。
たった一人生き残った男の前に現れたのは、「過去に戻れる」と告げる少女。
――同じ日々を、何度でも。
失われたものを取り戻すために、彼は繰り返す。