あらすじ
世界各地に黒い球体──ゲートが出現した。
中にはダンジョンという未知の空間が広がっているらしい。
そして同時に、特殊能力に覚醒したという報告が相次いで起こり始める。
高校一年生、氷室蓮もその一人だった。
──覚醒者。
そう呼ばれている。
視界の端に映るゲームのようなウィンドウ画面。
ステータス。スキル。アイテム。
「うわ、ほんとにゲームじゃん」
だがその下に見慣れない項目があった。
実績。
なんだそれ?
だがそう思うと同時に、蓮の心は妙に弾んでいた。
普通のやつが見たら何それ?で終わるものを、本気で狙って取りに行く。
こんなにワクワクすることなんてないだろ。
それが蓮にとってのゲーマー魂だった。
「……よし、最初はどの実績にするかだな」
蓮は意気揚々と、家から一番近いゲートの方へと歩き出した。