あらすじ
17年間、漫画家を目指してきた桐生一心。
数々の漫画家の下でアシスタントとして働き、絵を描き続けてきた。
しかし、編集者から告げられたのは残酷な評価だった。
「ストーリーに魅力がない」
「キャラクターがありきたり」
「絵も今風じゃない」
…つまり、才能無し。
自分の人生は何だったのか。
そう絶望しながら歩いていた一心は、「ある声」をきっかけに、気が付くと見知らぬ森に立っていた。
魔法が存在し、エルフや様々な種族が暮らす異世界。
そこで一心は、描いたものが具現化する魔法の筆を手に入れる。
17年間、漫画家になるために培ってきた画力。
背景を観察する癖。
そして、現代日本で身につけた漫画の知識。
現実では「才能無し」と烙印を押された男が、異世界で初めて自分の人生と才能を武器にしていく。
これは、漫画家になれなかった男が、もう一度「描く意味」を見つける物語。