あらすじ
祖父の家に引っ越して、井戸水を飲むようになってから、なんだか調子がいい。
力仕事は楽になったし、怪我の治りも異様に早い。当の本人・野宮朔は、まるで気づいていない。
ある休日、納屋の奥で見つけた古い鏡に触れた瞬間、朔は見知らぬ世界に引きずり込まれる。ゴブリンに切られても傷はすぐ塞がり、殴れば一撃で沈む。
「――もしかして、俺の体、水の代わりにエリクサーが流れてる?」
戸惑う朔を待っていたのは、傷ついた少女・エリア。彼女を助けたことをきっかけに、朔は祖父がこの世界でかつて「英雄」と呼ばれていたことを知る。
いつの間にか膨大になった魔力で、聖魔法を自在に操れるように——。田舎の大学生活と、異世界での修行の日々。鈍感な朔だけが気づかないまま、物語は動き出す。