あらすじ

1811年。 清二郎が5代目主人となり、自身も女将となった千世は、3人の子供を育てながら、蓮見屋の新たな顔として、店を切り盛りしていた。 10歳になる長女の文は、天神・染衣と特別な絆で結ばれ、大門の向こう側、遊郭の美しい世界への憧れを、日々募らせていた。 髪結の息子・喜作から、遊郭での出来事を聞く時間が、なによりの楽しみとなっていた文。 そんな中、喜作が告げた言葉をきっかけに、二人の間にすれ違いが生じてしまい……。 まだ人生の苦労を知らない子供たちが直面する、憧れと現実の狭間での背伸びともどかしさ。 我が子を見守り、今日も己の生業をまっとうする大人たち。 島原にも、まもなく七夕が訪れる───。 『時を編む手 ひと葉の滴』ゆるやかに巡る、家族の足跡。

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カクヨム2026/08/31
  • 現在の作品〈続編2〉時を編む手 ひと葉の滴 〜七夕のまたたき〜