あらすじ
この国では、聖女が精霊を殺す。
精霊は人間を襲い、森を枯らす恐ろしい存在。
そう、誰もが信じていた。
聖女エレナもまた、教えられた通りに精霊を殺してきた。
けれど、ある日出会った小さな精霊の少女・リリィから告げられる。
「人間を襲ってるのは、精霊じゃない」
その言葉をきっかけに、エレナは国と教会が隠してきた真実を知る。
精霊を悪者にした理由。
聖女に与えられた本当の役目。
そして、森の奥深くに封印された「最後の精霊」。
何が正しいのか。
誰かに教えられた「正しさ」を信じ続けるのか。
それとも、自分で考え、自分の手で選ぶのか。
これは、ひとりの聖女が「殺す」という言葉を終わらせる物語。