あらすじ
中国西部にある自治区、青海省。
新疆ウイグル自治区とチベット自治区の東側に位置するこの土地は、古来よりチベットと中国の間で領有権が争われていた地域であり、8世紀には今の青海省の大部分がチベット領となり、822年にチベットと唐王朝との間で国境を定めるための条約が締結さた。
国境は青海省の東端近くに位置する青海湖の西南にある日月山と定められ、チベット語と中国語の2か国語で国境を示した文字が刻まれた石碑が3基立てられ、その石碑は現在もある。
ただ現在は1949年7月に中国共産党軍が青海地方に進軍し、青海地区全土を占領しただけでなく1959年から1962年にかけてチベット国へも攻め込み、ここをチベット自治区として中国の一部とした。
203X年、その青海省最大の都市で青海湖の東にある西寧(シーニン)市で事件は起きた。
事件とは、西寧市にあった軍の細菌研究機関から漏れ出た「中国西寧ウィルス漏洩事件」
人人感染によって広まるこのウィルスは、2019年に世界中を巻き込んで流行した「中国武漢ウィルス」(当時はWHOが中国政府と癒着していたこともあり正式名称SARS-CoV-2、日本では新型コロナウィルスと呼ばれていた)よりも潜伏期間が長く、さらに殺傷能力を上げた人口ウィルスで、正確な数値は中国で発表されていないものの、その致死率は90%とも言われていた。
この物語は「中国西寧ウィルス」によりパニックに陥った中国と周辺諸国の対応や、人類とウィルスの戦い。
そして各国が協力して発生源となった中国西寧市細菌研究所を訪れ、原因と詳細とウィルスの秘密をあばきその終息を迎えるまでのパニックを描いた物語。