あらすじ
ある日の真夜中の時間、わたしは悪魔と出会った。
悪魔と言っても、悪魔がぼくは悪魔だよって言ったから悪魔なんだと思っているだけで、もしかしたら悪魔ではないのかもしれないけど、わたしはその悪魔の言葉をなぜか不思議だけど素直に信じることができた。(もちろん、本当のこと言っているかどうかなんてわかるわけないのだけど。そもそも悪魔が本当にいるってことも、こうして自分の目で見てもうまく信じることができていないのに)
悪魔はとても怖いすがたをしているわけじゃなくて、ほとんど人間と同じすがたをしていた。(わたしをだますために悪魔の魔法でそういうすがたになっているだけなのかもしれないけど、もちろん本当のことはわたしにはわからなかった)
人間とちがうのは『あたまに悪魔のつのが生えていることだけだった』。
わたしの出会った悪魔は、本当に信じられないくらいにとても美しい少女だった。
あたまに小さな悪魔のつのが二本生えている、青白い光のような不思議な体をした緑色の光る瞳をしている悪魔だった。(どちらかというと悪魔というよりも幽霊のように見えた)