あらすじ
「世代交代の時間だ、魔王様」
時の最強魔王であるレインは、ある日突然部下である三将軍の手によって、魔王城の一室へと幽閉されてしまう。
仕事のない生活をのんびり楽しんでいたところ、ある時部屋の扉が開きっぱなしなことに気付いたレイン。部屋を出ようとした瞬間、足元に魔法陣が現れ、レインは洞窟へと転移してし、ローブを被った集団に囲まれていた。
「___僕、女の子になってる!?!?!?」
さらに驚いたことに、その性別は魔王から女性に変わっていて…!?
一方、魔王城では三将軍が失踪したレインの行方を追っていた。
「「「こんなことなら最初から…」」」
三将軍であるムジカ、ミドラ、ラーヴァがレインを幽閉したのには、隠された訳があって…!?
「三人にも嫌われちゃったかあ…」
勘違い系のTS魔王様と
「「「絶ッ対に取り戻す」」」
執着系の三将軍によるドタバタ恋愛劇!
[用語の補足説明]
【魔界】
魔族の暮らす世界。人間界とは大きな海を隔てた先にあり、その気になれば海を渡って行き来ができるが、人間も魔族もそれに気付いていない。
人間界とは「魔界門」(ワープゲートのようなもの)で繋がっている。
昼夜問わず曇っており、たまに雨は降るが昼間に空が晴れたことは一度もない。たまに、夜にだけ雲が消え、月が出てくることもあるが、基本的には天候は曇りである。
【人間界】
人間の暮らす世界。
魔界門を通して魔界と繋がっている。
【魔物】
魔界・人間界のどちらもに出現する。
強さには幅があるが、基本的には魔界に出現する魔物の方が強い。
人間の一部、魔族の一部には魔物を飼って戦力の一つとしている者もいる。
【魔族】
見た目は人間とほとんど変わらない。
角が生えていたり、肌が水色であったりする者もいる。
数百年もの間、人間界に渡る魔族がほとんどいなかったため、人間界では伝説上の存在とされていたが、カミラの人間界侵攻未遂事件により魔界門の先にいることが明らかになった。
レインたちがウロボラスを倒してからは人間とも交流を持つようになる。
レインやレオンが偏見をなくすために努力しているが、偏見や差別は根強く残っている。
[登場人物]
【レイン】
黒髪碧眼の(元)魔王。勇者レオンの弟または妹。
勇者パーティの一員として、先代魔王のカミラの討伐に参加していた。
それから色々あって、人間界と魔界という二つの領域の架け橋となるべく、魔王に就任した。
レインとレオンは魔族と人間のハーフで、兄のレオンが人間寄りなのに対して、弟のレインは魔族寄りであり、そのせいで無性別だった。
三将軍の手で魔王城の一室へ幽閉されていたが、ミラー教団の「先代魔王を呼び寄せる」秘法により、脱走に成功する…が、その際人間の少女の遺体と融合して性別が女性になってしまう。
実は元にも戻れるが、“レイン”はお尋ね者であるため、少女ミューラとして活動している。
魔法も、肉弾戦も得意。
合図を出すことで白竜のミィを呼ぶことができる。
以前、魔王就任後に人間界へ戻った際、とある事件により目元に傷を負ってしまい、それを跡として残している。
魔王時代は、日々発生するトラブルを解決しながらも仕事に勤しんでいた。
【ムジカ】
ササニカ王国の王にして元三将軍、現三魔王の一人。
国王に就任した際に側近のヒュージと共に倒したササニカオオグマの毛皮を剥いで上着代わりにするという野生み溢れる格好をしている。
肉弾戦が得意。
頭に生えているインパラの角に似た形のニ本の太く短い角と瞳孔が細く、光の当たり方によって金色にも見える黄色の瞳が特徴的。
幼い頃から一通りのことは周りより上手にできていたため、自由奔放であり傲慢。狙った獲物は逃さないタイプ
【ミドラ】
正式にはミドラ・ヴァン・グラヌローザ。
先代魔王カミラの一人息子にして、グラヌローザ王国の王。
元三将軍、現三魔王の一人。
魔法が得意で肉弾戦は苦手。
魔法は一通りできるが、特に転移魔法と召喚魔法が得意。
肌色は白く、銀色の髪を腰まで伸ばしている。薄い紫色をした鬼のような短い角と瞳孔が細く、澄んだ黄緑色の瞳が特徴的。
レインと出会うまでは、先代魔王の息子という立場に悩まされていた。
誠実で温厚。しかし、稀に突拍子もないことを言い出すため実は三将軍一の過激派でもある。
【ラーヴァ】
ニケルタ王国の女王にして元三将軍、現三魔王の一人。
肌の色は水色で、深い紫色の短髪に薄紫色の瞳と同色の羊のような角が特徴的。
肉弾戦が大得意。
基本的に無表情であり、唯我独尊ともいえる一面もあるが、庇護の対象には優しく、力を認めた者には誠実に接する。
武人肌であるため搦手に弱いという噂があるが、実際は全てを正面から叩き切ることができるつよつよ女王である。
昔、とある事件が起きた際にレインに命を救われ、恩を感じている。
展開の都合上、未成年の飲酒に関する表現がありますが、
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。