あらすじ
※コンクール応募用。ネタバレのあらすじです。
天城梨杏は、叡徳学園中等部の一年生。初等部時代から“かわいくて人気者のリンリン”として注目されてきた美少女だ。
しかし十三歳の誕生日会の参加者が減り、ママの不満げな態度や、仲の良かった美波ちゃんからのメッセージに心がざわつく。
さらに翌朝、初等部からの友達・若葉と志乃が、梨杏の誕生日ではなく、中学受験で入学してきた外部生──渡瀬凪咲の誕生日会に参加していたことがわかる。
梨杏の友人たちは若葉と志乃は裏切り者だと怒り、二人を無視しようと騒ぎ出す。しかし、梨杏は二人ではなく、渡瀬凪咲に怒りの矛先が向くように周りを誘導する。
そして、友人たちは協力して渡瀬凪咲の弱点さがしをすることになる。
数日後、友人の麻衣が、渡瀬凪咲の弱みを発見する。渡瀬凪咲は入学当初からアイプチを使用していた。つまり校則違反をしていたのだ。
麻衣たちにアイプチを使っていたことをみんなの前でバラされた凪咲は学校を休んでしまう。罪悪感にかられた梨杏は凪咲の家にお見舞いにいくことにする。
凪咲の家に向かう途中で立ち寄った神社で偶然、凪咲に会う。もう学校に行きたくないと泣く凪咲を見て、梨杏は「明日一日だけでも自分が凪咲と入れ替わって学校に行けたらいいのに」と願う。その時、美しい少年の姿をした神さま、ワタルが現れ、二人の中身を入れ替える。
中身が入れ替わった二人はそれぞれ、お互いの生活を体験する。梨杏が家庭で寂しい思いをしていることを知った凪咲は、入れ替わりが解消した後も、梨杏を気遣って夜に電話をかけてきてくれるようになった。
ある日、さみしさのあまり、夜の公園に一人ででかけた梨杏は酔っ払いに襲われそうになる。殴られる瞬間に、凪咲が梨杏と入れ替わる。空手の達人の梨杏は酔っ払いをたおし、さらに、警察署に梨杏をむかえにきた梨杏の両親に、梨杏の気持ちを全力で訴えかける。両親が梨杏の気持ちを理解してくれた時、二人の入れ替わりが解けた。