あらすじ
中学3年生・県内オールスター選手VS高校ユース1年生チームによる、イベントマッチ。中学生チームにとっては、中学最後の試合。
そんな中学生チームには、世代最強ストライカー5人のうち、一人が参加しており――その陰に隠れて目立たない、どころか別のチームメイトから「ノロマ」と馬鹿にされ、全く活躍もできない選手がいた。
守備的MF(ボランチ)の「緋色 零(ヒイロ レイ)」――彼の才能を見抜いているのは、最強のストライカーだけ。
中学最後の試合で、ノロマと蔑まれたレイが、最強ストライカーに導かれて――
――〝最高のヒーロー〟に覚醒する――!
『前提説明』
※【漫画原作脚本】を意識して書いているため、通常の小説とは異なった読み口になると思います。
※「 」が吹き出しのイメージ。( )がモノローグのイメージ。
ナレーションは『 』で表現。
台詞は漫画を意識して、句読点「、」「。」を省略しています。
『登場人物』(メインで描かれる三名のみ)
「緋色 零(ヒイロ レイ)」主人公
守備的MF(ボランチ)。体格・フィジカル・スピード・スタミナ、どれを取っても明らかに下位レベル。なぜ県内オールスター選手の一人に選出されたか分からない、と中学で同じチームだったエースから侮られる。パスミスも目立つようだが……。
全体的に色素の薄い見た目で、存在感も薄い。基本無口・両メカクレ。重要シーンで目が見え、肝心な場面でだけ喋る。
「穿地 壱機(ウガチ イツキ)」最強ストライカー
CF(センターフォワード)。中学生離れした体格のフィジカルモンスター、敏捷性《アジリティ》もトップクラス。特にゴールへの嗅覚と執着が並外れている、チャンスは決して逃さない、センス抜群の正統派ストライカー。
他の選手に馬鹿にされるレイを、チーム内外で唯一見抜いていた、この試合の相棒的な存在。
名前の読みは「イツキ」だが「イッキ」と愛称的に呼ばれる。
「間過 颯太(まさか そうた)」
FW(フォワード)ポジション。レイと同じ中学チームからの選出で、レイのことを公然と「ノロマ」と馬鹿にする。
スピードスターの自負があり、元の中学チームではエースとしてチヤホヤされていたが、高校生相手には通用せずフラストレーションを溜めている。貴様はツンデレの業から逃れられない。