あらすじ

「お前の瓶詰め遊びなど不要だ」――夜会の壇上で、王太子アルデバランから婚約破棄を告げられた星屑の聖女ヴィオラ。前世は星ばかり見上げていた天文台の観測員だった彼女は、縋ることも嘆くこともなく、静かに一礼して去っていく。 この世界の不治の病「星屑病」。派手な光で焼き払う対抗聖女ミラの治療は、再発率百パーセント――患者は数ヶ月後に必ず死ぬ。その事実を、几帳面な前世の癖で全て記録していたヴィオラだけが知っていた。星屑は焼くものではない。封じて、時間をかけて、綺麗に空へ還すもの。それを叶える彼女のギフト《星摘み》こそが、唯一の道だった。 修道院送りを命じられた彼女が向かったのは、星の綺麗な国境の観測塔。そこで出会ったのは、『冷酷無比の竜殺し』と恐れられながら、妹を星屑病で失い夜空の下で涙する竜人将軍レグルス。焼く光と、還す光。正しかったのはどちらか――。 「その日まで、私は私の空で、私の仕事をするだけです」 一方、王都ではミラの治療を受けた患者たちに次々と異変が起き始めていた。断罪された聖女が紡ぐ、静かで温かな再出発の物語。星を還す聖女の、新しい人生がいま始まる。

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小説を読もう2026/08/31
  • 現在の作品「お前の瓶詰め遊びなど不要だ」と婚約破棄されたので、星の綺麗な観測塔へ引っ越しました~焼く聖女と還す聖女、正しかったのはどちらでしょう?~