あらすじ
人間の負の感情から生まれる怪異――幽骸(ゆうがい)。
そんな怪異が存在する現代で、高校一年生の風見蒼真は、保護施設で暮らす大切な家族を支えるため、学校に通いながらアルバイトをしていた。
そしてある夜。
バイト帰りの蒼真は、偶然発生した幽骸に遭遇してしまう。
だが、武器がない。
そこで彼が拾ったのは――ゴミステーションに捨てられていた一本の箒だった。
「しゃーなしか………」
箒の握りしめ、幽骸を討伐する蒼真。
しかし、その戦いを偶然目撃していたのは、学校では誰もが知る高嶺の花――近江ヶ原燐音だった。
「あなた、一体何者なの?」
「高校一年生です」
「そういうことを聞いているんじゃないわ!」
箒一本で怪異を倒す高校生。
そして、彼の正体に興味を持つクールなお嬢様。
さらに蒼真自身も知らない、隠された能力
これは、ゴミ捨て場で拾った一本の箒から始まる、怪異と能力者たちの現代バトルファンタジー。
――少年が手にしたのは、伝説の武器ではない。
ただ、ゴミ捨て場に捨てられていた一本の箒だった。