あらすじ
20X X年、そう遠くない未来の日本
この国は、膨れ上がる悪意と暴力に溢れる荒廃と混沌の極みにいた。
連日のように起きる強盗殺人事件にはじまり、
DV
性暴力
児童虐待
学校内のいじめ
ハラスメント
SNSによる誹謗中傷
強者から弱者に対する悪意による行為は果てしなく社会に溢れかえり、いつしか自ら命を絶つ国民は過去最高の数を迎えようとしていた。
ついには総理大臣という国のトップの自殺
それに伴い日本政府は崩壊の一途をたどるが、新たな総理大臣となった人物の就任と同時に「新日本国政府」として新たな体制を創造していく。
4月9日ー
あるひとつの法律が「新日本国政府」で可決される。
名称は「殺人特例許可執行法」
法の元に、国民ひとりが3人までの「殺し」を罪とすることなく許可する法律。
これまで刑法において殺人を最大の罪と禁じていた日本の根底を、「新日本国政府」は覆した。
かつての内乱や戦争のように、平和とは全く言えなくなった今の日本に対する苦肉の策ともとれる法律ができあがった。
「あの首相は、政府は一体何を考えているんだ!?人殺しを許可してしまう法律だなんて……」
その日のテレビニュースやSNSでは、殺人特例許可執行法の話題が席巻し、国民の大多数が驚きとともに口をそろえた。
ひとを殺しても罪に問われない法律
国内でとどまることのない悪意と暴力に対し、政府は合法による「殺人」を用いた。
その先にあるのは、まさかの希望か
はたまたさらなる絶望か
狂気と憎悪が連鎖する物語を紐解いてみよう。