あらすじ
『勇者になれなくても世界を救う』本編から約400年前。
人間が奴隷として宝石を採掘していた、南方の砂漠。
宮殿に仕える27歳の魔族の兵士ラウラは、町の外で魔物に囲まれた15歳の人間の少年カイルと出会う。
奴隷でありながら何度叱られても採掘場を抜け出し、砂漠で笛を吹くカイル。
不思議なことに、その笛の音に誘われるように、魔物たちはカイルのもとへ集まってきた。
やがてカイルの見張り役を任されたラウラは、毎日のように彼を探して砂漠を歩くようになる。
一本のただの笛が、やがて『魔笛』と呼ばれるようになるまでの物語。
※『勇せか』本編未読でも、この作品単独でお読みいただけます。